幹線工事と配線設計:需要計算・電圧降下・配線方式📏

2026.01.09

皆さんあけましておめでとうございます!🎍
今年もよろしくお願いいたします!更新担当の黒川です!

皆さんおみくじは引かれましたでしょうか。
私は毎年1月1日におみくじを引きますが今年は大吉でした!
年女ということもあるのでこのまんまKPG companyを支えていくことに全力を尽くしていこうと思います!

本日の内容は【幹線工事と配線設計:需要計算・電圧降下・配線方式📏 】となっております!


"“切らさない電気”を支えるのが幹線です。幹線設計は、需要計算→ケーブル断面→電圧降下→保護協調→配線方式→配管/ラック納まり…と判断がドミノのように連鎖します🧮🛠️
だからこそ「式だけ」でも「現場勘だけ」でも危ない。数式で筋を通し、現場感覚で落とし穴を避ける――この両輪で迷わない設計・施工にします。ここでは、現場で効く要点を体系化してまとめます⚡️

1|需要計算の原則:最初の見積が全てを決める🧠

需要計算は「足し算」ではなく、需要率×同時使用率で最大需要を見積るのが基本です。用途別係数は、後で増設が起きやすい現場ほど“保守的に”置くのが鉄則。
さらに幹線は後から太くしにくいので、**将来余裕を10〜30%**見込むのが実務的です。ここで注意したいのは、ケーブル断面だけでなく、盤のスペース・ラック幅・空き管も同時に余裕を見ること。後から増設できないのは電線だけではありません📦
負荷の性質も重要です。モータが多ければ始動電流・力率が支配的になり、LEDやインバータ負荷が多ければ高調波の影響が出やすい。用途によって配線・保護・ノイズ対策の最適解が変わります🔧

2|電圧降下:2〜3%を守るための“3大要因”⚡️

目安は、幹線2〜3%以内、支線+幹線で5%以内。長距離・大電流・低力率ほど電圧降下は増えます。
実務の勘どころはシンプルで、解決策もほぼ3択です👇

経路を短くする(ルート最適化)

断面を上げる(sqアップ)

途中で分岐・降圧を工夫する(配置の見直し)
ただし計算結果がOKでも、許容電流は布設方式で変わる点が落とし穴。ラック・管・隠ぺい、周囲温度、集束条数で電線温度が変わり、許容電流が下がります🌡️
現場ショートハンドで言えば、
「60m/100A/三相200V → 38sqで行けそう?」
と思っても、周囲温度や条数、端末の曲げ・接続スペースまで含めて判断しないと、最後に“納まらない・熱い・曲げられない”が起きます😣

3|配線方式の選定:材料は“施工性×保守性×場所の要求”🧩

幹線ではCV/CV-T/CVTが定番ですが、耐熱・布設性・サイズ感で使い分けます。避難経路や人の滞留空間では、難燃・低煙のEM系(EM-EEF/EM-ELE等)が効く場面もあります。
ケーブルラックは、意匠(見せる/隠す)と保守性のバランス。点検・増設があるなら“触れる設計”が強い。
金属管/合成樹脂管は機械的保護を優先する選択ですが、露出配管は通り・同心・支持ピッチがそのまま品質に見えます。見た目=段取り力です✨

4|配管・ラックの“納まり”術:幹線は整然さが安全🧠

幹線は最短・最小曲げが基本。曲率と引張を守り、引込・引出を整然と。交差は直角、並走は離隔を確保し、弱電との離隔はノイズ対策の基本です📡
ラックは両端支持+中間支持に加えて、振れ止めと接地を忘れない。支持は“持っているつもり”が事故を呼ぶので、重量見積と支持間隔は丁寧に詰めます🧱

5|保護と協調:遮断容量と段差が命綱🛡️

遮断器は、遮断容量 > 系統短絡容量が絶対条件。協調は上位→下位へ段差をつけ、故障時に必要最小限だけを落とす設計にします。
モータ回路は始動電流に合わせて過電流継電器やサーマルを適正化し、誤動作と焼損の両方を避けます。幹線は“止めない”設計の中心です⚠️

6|施工品質の勘どころ:端末で勝負が決まる🪛

曲げ半径:目安は外径×8以上。端末で無理をしない

トルク管理:規定値で締結。過大締付は発熱・緩みの原因

ラベリング:幹線→盤→回路で同一ルール。将来改修の命綱

通線計画:引張荷重、潤滑剤、人員配置、声掛け。結局、品質は**“引きの段取り”**で決まります📣

7|ケース(物流倉庫・延長150m)📦

需要450kVA、力率0.9、幹線CVT 150m。断面選定+電圧降下+ラック計画+熱を一体で検討。結果、CVT 250sq×3C×3条、ラック600幅、分岐位置を近傍化して降下抑制。端末は無理な曲げを避け、処理品質を優先して安定運用へ📈

8|まとめ:幹線は“電気の大動脈”🌈

幹線設計は、需要→電圧降下→方式→納まり→保護の順に考えると判断がぶれません。数式で筋を通し、現場感覚で熱・納まり・施工性の落とし穴を潰す。両輪で、無事故・無停止の電気を形にしましょう🧩✨
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